お客様との関係性を見直して、リピートされるしくみを取り入れよう
●セミナーを行うことも視野に入れる
あなたは、お客様との関係性をどのように築いていますか?
サロンでは「お客様とスタッフ」という関係性が一般的です。
現代は、もう「お客様は神様です」という時代ではありません。
でも、無意識にお客様との上下関係を感じる人もいるでしょう。
そのため、最初はお客様の反応が怖くて、物販や高額サービスの提案ができない人も多いものです。
しかし、美容セミナーで「先生と生徒」という関係性を築けると、流れが変わります。
生徒からは
「わたしに合ったおすすめの商品を、先生に教えてもらいたい」
「先生から商品を買いたい」
と言ってもらえるようになります。
そして、その後もリピート購入をしてくれるようになるのです。
自分のスキルを磨き、お客様に喜んでいただける喜びは働きがいにつながります。
しかし、手技のように時間と人件費がかかるサービスは、どうしても金額が高くなりがちです。
当然、売れなかったときのリスクも大きくなります。
限られた経営だけでは、長期的に続けることが難しくなってくるでしょう。
早いうちから、リピートされるしくみを取り入れることが得策です。
●サロン経営は「しくみ」がカギになる
これまで行ってきたことを変えるのは、勇気が必要かもしれませんね。
完全に手技をなくす必要はありませんが、それだけにこだわらないほうがリピートは増えていきます。
その結果、経営がうまくいくようになるのです。
(従来のもの)
・機械を使った施術 … 低単価
・スペシャリストの手技 … 高単価
(新しいしくみ)
・お客様向けのセルフケアのセミナー … 低単価
・1対多数のお客様向けのオンラインレッスン … 高単価
こういったしくみがつながれば、売り込まなくても自然と売上が上がっていきます。
複数のメニューを用意することで、お客様の満足度を上げ、売上を安定させていきましょう。
たとえば、サロン経営者向けの経営セミナーを開催するという方法も考えることができます。
視野を広げて柔軟に想いをめぐらせてみると、ほかにもできることがあると気づけますよ。
くり返しお伝えしますが、サロン経営のカギは「商品」ではなく「しくみ」です。
ぜひ、長期的に売れるしくみを、サロンへ取り入れていきましょう。