時間単価を高めて理想の働き方を手に入れよう

●高単価商品のメリットを活かして経営を改善する

「売上は上がったけれど、自分の時間がなくなり、働きづめで苦しい」

「思うように売上が伸びない」

こうした悩みの多くは、じつは「単価」が原因です。

この状況を解消するには、高単価の商品を扱うことが一番の近道になります。

でも、高単価の商品を販売することに、

抵抗や不安を感じる人は少なくありません。

まずは、そのブロックを外すことから始めましょう。

高単価の商品を購入してくださるお客様は、

いわゆる優良顧客層であり、

リピートしてくださる可能性も高いのです。

つまり、高単価の商品を販売できるようになると、

自然と質の高いお客様が集まってくるようになります。

高単価商品を取り扱うことにはメリットとデメリットがありますが、

冷静に比べてみると、圧倒的にメリットのほうが大きいことに気づくはずです。

大切なのは、抵抗感を手放し、

高額商品を扱うための知識とスキルを磨いていくこと。

そうすることで、経営のあり方そのものを大きく変えていけるのです。

●本来の目的を見失っていませんか？

「安い商品やサービスを提供すれば人が集まる」

そう考える人もいますが、それは大きな誤解です。

お客様は安さに惹かれて集まるのではなく、

「価値がある」と感じるものに惹かれて集まってきます。

さらに注意すべきは、安さを基準に集まるお客様は、

リピーターになりにくいという点です。

価格だけを求める層をターゲットにしてしまうと、

安定的な経営にはつながりません。

集客に取り組んでいると、つい集客自体が目的になってしまい、

本来の目的からずれていくことがよくあります。

サロン経営において大切なのは、

「定期的に通ってくださり、リピーターとなるお客様を増やすこと」です。

この視点を見失ってしまうと、体験だけで終わり、

長く続く関係にならないお客様ばかりが集まってしまうことになります。

だからこそ、ビジネスを設計する段階で

「来てほしいお客様」を明確にしておくことが重要です。

常に自分の目標を意識しながら、ブレない経営を続けていきましょう。

●高単価商品を扱ってサロンを成長させる

時間は誰にとっても平等に与えられています。

１日は24時間であり、そのなかで仕事をこなし、

同時にプライベートも大切にできるのが理想の働き方ではないでしょうか。

そのために欠かせないのが、「時間単価を上げる」という意識です。

とくに経営者は、経営に頭を使う時間が必要ですから、

低単価の仕事に追われるのではなく、

時間単価を高める仕事にシフトしていくことが求められます。

たとえば10万円の売上を目指す場合を考えてみましょう。

・１０００円のメニューなら１００回施術が必要

・10万円のメニューなら、たった1回で達成できる

同じ売上でも、お店に訪れる１００人に対応するより、

ひとりのお客様に集中するほうが丁寧なサービスを提供できるはずです。

結果的に、お客様の満足度も高まり、

リピートや信頼へとつながっていきます。

そのためにも、高単価の商品を扱うことが重要です。

それは、あなた自身の理想の未来を手に入れ、

サロンの成長を加速させるための最短ルートになるのです。

その一歩が、経営を大きく変えていくでしょう。