お肌に効果的なケアのコツを取り入れましょう
●お肌は身体を守ってくれている
あなたのお肌は、身体に重要な働きをしてくれていることをご存じですか?
お肌は、外部から身体を守り、内部の水分が蒸発しないように乾燥を防ぐバリアの役割をしてくれています。
現代は、お肌はアレルゲン・花粉・ホコリ・細菌など、さまざまな刺激にさらされています。
お肌全体の弾力やハリを保つには、バリア機能が正常に機能していることが大切です。
基本的に、お肌は28日周期でターンオーバーを繰り返すのがベストだといわれています。
ところが、加齢とともに周期が乱れやすくなり、バリア機能が崩れてしまうことになるのです。
お肌を守るために、この28日周期を整え、バリア機能をキープしましょう。
●正しいお肌のケアをしましょう
自宅でできるお肌のケアには、コツがあります。
効果的な方法をご紹介していきましょう。
とくに、毎日の化粧品の「塗り方」はおすすめです。
じつは、塗り方によって、お肌を痛めてしまう場合があります。
お肌は、とても薄くて繊細なので、ゴシゴシこすると、かえってシワやたるみの原因になってしまうのです。
基本的には、筋肉の流れに沿って、そっとなでるように塗りましょう。
日々のお肌ケアの基本は、次の4ステップです。
1 クレンジング
2 洗顔
3 化粧水
4 保湿クリーム
化粧品ごとに塗り方のポイントが違います。
ここから、ひとつずつご紹介していきましょう。
1 クレンジング
× クレンジング剤が少ない、泡立てが足りない
× 汚れを落とすために、ゴシゴシこする
× 指先に力を入れすぎ、小刻みにこする
力を入れすぎると、その刺激でかえってシワをつくってしまうので、注意してくださいね。
◎ クレンジング剤を500円玉大くらい手にとる
◎ 手を内側から外側に円を描くように、指の腹でクルクルと動かして洗う
多くの人は、クレンジング剤を適量より少なく使っています。
「洗浄に始まり、洗浄に終わる」と言われているほど、クレンジングは美肌に欠かせない重要なポイントです。
しっかり適量を使用して、汚れを落としましょう。
2 洗顔
× 泡立てが足りない(クリームで洗っている状態)
洗顔は、泡が毛穴の汚れをとってくれます。
キメの細かいホイップクリームのような泡が理想的です。
泡が大きすぎると、お肌に負担がかかってしまいます。
◎ 細かいホイップ状の泡
◎ 手を内側から外側に円を描くように、指の腹でクルクルと動かして洗う
内側から外側にクルクルと動かすのは、クレンジングと洗顔のみにします。
お肌に負担をかけてしまわないように、たっぷり泡立て、手と顔の間に泡のクッションをつくりましょう。
泡を転がすように、優しく洗ってくださいね。
3 化粧水
× バシャバシャつける。コットンで叩いたり、ゴシゴシこすったりする
× 外側から内側に向かってこする
お肌に強く摩擦を起こすと、シワやたるみにつながります。
日頃から注意しましょう。
また、筋肉は内側から外側に向かっているので、逆向きにこするとシワの原因になります。
◎ 指の腹全体で、お肌に優しく伸ばしていく
◎ そのあと、手のひら全体で、優しく馴染ませ浸透させる
◎ コットンを使う場合は、コットンがひたひたになるようにたっぷり使う
筋肉の流れに沿って、顔の内側から外側に向かってなでるように伸ばします。
このとき、力を入れすぎないように、優しく手を滑らせてくださいね。
4 保湿クリーム
× お肌全体に伸ばさず、ベタベタ塗る
× 量が少ないとムラになってしまう
よく、クリームを手のひらに伸ばし、顔にそのまま塗布する人がいます。
でも、この方法はお肌に負担になるのでおすすめできません。
◎ 内側から外に向けて、指の腹で優しく塗る
◎ 顔に4ヵ所、クリームを乗せてから、均等になるように伸ばす
◎ 顔全体にムラなく伸ばして、手のひらで浸透させる
クリームの場合、気になるところなどは2度塗りがおすすめです。
しっかり浸透させるように、力で押しつけず、優しく馴染ませるように塗りましょう。
皮膚の薄いところ、乾燥しやすいところに塗ると、シワの改善や予防になります。
覚えてしまえば、誰でも簡単にできることばかりです。
ぜひ、ポイントを押さえて、ケアしてみてくださいね。
あなたのお肌が持つ、本来の美しさがあらわれてきますよ。