相手をよく見ることが、信頼関係を育てる
●具体的にほめることで、自然な会話のきっかけをつくる
どのようなサロンでも、
お客様との信頼関係づくりから始まります。
そのきっかけになるのが、
「ほめる」というコミュニケーションです。
ただし、何でもほめればよいというわけではありません。
相手をよく見て、具体的に言葉にすることが大切です。
たとえば、身に着けている
イヤリングやアクセサリー、洋服に対して、
「かわいいですね」
と伝えるだけではなく、
「ハートのデザインがとても素敵ですね」
「キラキラした雰囲気が○○さんによくお似合いですね」
というように、
細かなところまで目を向けて伝えることで、
お客様にも気持ちが伝わりやすくなります。
アクセサリーやバッグなどの小物には、
ご自身の好みや、大切な方から贈られた
思い出が込められていることも少なくありません。
だからこそ、
「そのネックレス、とても素敵ですね。わたしもこういうデザインが好きです」
と共感を添えることで、
「自分が大切にしているものをわかってくれる人だ」
と感じていただきやすくなり、自然と親近感が生まれます。
また、ひとつだけほめて終わるのではなく、
2つ、3つと魅力を見つけて伝えることもポイントです。
たとえばネックレスであれば、
デザインだけではなく、輝きや大きさ、
長さのバランスなどにも目を向けてみましょう。
細かな部分まで見ていることが伝わると、
「わたしのことをしっかり見てくれている」
という安心感につながり、信頼関係も築きやすくなります。
●お客様を主役にした会話を心がける
ほめることは、単なる会話のテクニックではありません。
「私のことをしっかり見てくれている」
と感じていただくための、大切な接客のひとつです。
とくに高額な商品やサービスをご提案する場面では、
このような信頼関係づくりが欠かせません。
一方で、ほめすぎると
かえって不自然な印象を与えてしまうこともあります。
まずはひとつお伝えし、
お客様の反応を見ながら会話を広げていくとよいでしょう。
「商品がなかなか売れない」
と悩んでいる方のなかには、
商品の説明に意識が向きすぎて、
お客様との会話や間の取り方、
相手への関心が十分に向けられていないケースも見受けられます。
お客様に喜んでいただけるほめ方ができているかどうかは、
信頼関係を築くうえでも大切なポイントです。
女性のお客様は、ご自身が選んだものや
身に着けているものに目を向けてもらえると、
うれしく感じる方が少なくありません。
だからこそ、接客では自分が伝えたいことよりも、
まずお客様を主役にすることを意識してみてください。
その積み重ねが、
安心して相談していただける関係づくりにつながっていきます。


